かおりちゃんがいたから、バンコクには年に2−4回通っていた。理由はいろいろあって、タイシルクの洋服を作る、ブーツをオーダーメイドする、永久脱毛、レーシック、おかまショーを見るのが
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おかまショーを上演している場所は、以前は、渋谷のジャンジャンみたいな小さな劇場だったけれど、いつの頃からか、アジアホテルになった。
このホテルは中は素敵なのに、場所がすごく変。
よくも、ここに宿泊する人がいると感心する。
私ならこんな地域には足を踏み入れたくない。
プラトナムは変とかおりちゃんは言うけれど、お金や物が動いている場所で、
私みたいな旅行者が、危ない思いをしないで歩けるのだから、私はプラトナム派。
ブーツ屋以外のほとんどの用事がプラトナムで済ませられる。
それに引き換え、アジア・ホテルのある地域はというと、
道隔てた向かいは、ひどい貧民窟で、こわくてタクシーで通り抜けるのも
はばかれるようなところ。
人間らしい生活も、まともな商業活動も見られない。
数年前に一度、救援物資を届けるために、行ったけれど、もう、二度と行きたくないと
思った。こんなすざましい所へ行くくらいなら、生徒たちから古着なんて集めなければ
よかったと後悔したのも、記憶に新しい。
このホテルの「カリプソ」でおかまショーを見た後、ここらへんでは、危なそうで
マッサージ屋にも入れない。
そこで、遠くても安全な場所へタクシーで行く。
このホテルが建ったことで、ここら辺一帯が良くなっていくことを願うけれど、
バンコク最後の場所という感じ。
Asia Hotel. 2006 Jan.13th