ここへ行こうと思った理由は、あまりにアヤシイから。
行って見て来るに限る。
どうせ、229ドルで参加できるツアーだから。
なんで229ドルかというのは、この頁の一番下を見るとわかる。
多くの家族が所狭しと、一緒に住んでいる。しかも、辺鄙なところにひっそりと。
秦の始皇帝、孫文、鄧小平、香港のタイガーバームの創始者、シンガポールのリークアンユーや、タイのタクシン、フィリピンのアキノやアロヨ一族、これ、みんな客家。
ユダヤ人ではないかと言われていて、教育に熱心。だから、政府の高官になったりする。
客家がわからないと、アジアの秘密の鍵が解けないと思って、探索に出発することにした。
最初に客家の住居写真を見た時に、引きつってしまった。
なんだ、これ!蜂じゃあるまいし、なんで、人間がこんなに密集して住むわけ。
プライバシーって、どうなってんだ、この人達。
この中がこの人達の天国なんだ、きっと。ものすごく、安心できるはず。
団結がものすごい。だって、知ってる顔しかいない。
おいおい、これって、東京ドームじゃございませんか。
みたいなもの、どうして作ったわけ。
っていうか、東京ドームって、客家の住居の真似して造ったのではないかという気がしてきて、最近は寝てもさめても、客家、客家。
お陰で、はっと気がつくと、連日明け方の4時で、まいってしまう。
お肌に悪いから早く休みたいけれど、客家に没頭してしまうと、それどころではない。
東京ドームにしては、やけに変なかたちのもあることを発見。
そうか、真ん中部分は、必ずしも円形ではなくて、四角もあるのだ。
四角の方が、建築する時に、曲線を使わないですむからはるかに簡単なのではないかなという気がする。
わーん、早く見たい!
自分でたくさん写真を撮ってきたい!
一階部分に繰り広げられているビーチパラソルは一体なんなんだ。
で、どういう人が住んでるのだろう。お買い物は。学校は。仕事は。
風が抜けていく部屋がないから、家の中が臭いのではないかな。
東京ドームというか、新国立競技場みたいなあの中に住んでいると、陽は当たらないし、空気はどよむし、病気にならないかな。
家の中、暗そう。昼間から電気つけてるのかな。中国って、電気代どうなってるの。
など、つっこみたい点がいくつもある。
はっきり言って、ゲテモノ趣味みたいなこういういツアーは、5つ星ホテルに泊まるから、参加できる。
これがもし、東京ドームの中の一室に泊まるのだったら、絶対に行かない。ネットで探したら、そこに泊まった男性いたみたい。読んで、大笑いしてしまった。
いや、ご苦労様でしたとしか、言いようがないような体験をなさったようで。でも、男の人ってそういうサバイバル体験好きだろうから。
「あやしくて楽しそうなところぜひ行ってみたいです!」
と言う美紗さんは、旅のおもしろさを知ってる人だなと思った。
だって、ドイツはローテンブルクなんかに行ってるんだわ。
通常の日本人はそういう小規模でおもしろいところを抜かして、すぐに、ライン川下りや、フランクフルトのゲーテの家なんてお上りさんコースを取るわけだから、なんか美紗さん、ツウだなと感じて、いっぺんで盛り上がってしまった。
そんなわけで、今回は美紗さんと珍道中。
ところで客家ツアーに行くんだと言ったら、
「客家という人たちを先生のメールで初めて知りました。そして、まさか実際に行って確かめてくるなんて!」(イヨンちゃん)
「興味深いツアーですね。あやしい感じがいいですね」(雅子さん)
「なんですか、この変な場所は。中国はとても興味深いですね」(猫姫)
と言われてしまった。
そうなのです。
客家の人達って、おもいきりあやしい。いったいどうして、そういうところに住んでるのかしら。
見たいですよね、家の中。
物好きというか、興味本位というか、コワい物見たさというか。浅草花やしきのお化け屋敷というか。
あっはっは、昔、猫姫が、花やしきのお化け屋敷でお化けのパートタイムしてたけど。
猫姫大好き、一緒にした珍道中先は、大島、ひのはら村、小菅村、イラク、シリア、ヨルダン、マレーシア、チュニジアなどで、特にイラクでは素晴らしい思い出をたくさんつくった。
変な体験すればするほど、素敵な人生。
芸術家は、しょせん、ぶっとんでいることが基本だから、まわりには奇人変人がいろいろいて面白い。
平凡で退屈な人生送っている人が眉をひそめても、関係ない。
アヤシイ客家ツアー参加をこの頁から申し込んだ。
英語だけ。日本語はない。日本にまだこの会社が上陸していないから。
3泊4日、ハワードジョンソンホテル5つ星に泊まって、ビュッフェスタイルの朝食3回、昼食1回、夕食3回と、客家の家や博物館巡り、自然の中を歩く観光がついて、319ドル。そのうちの90ドルはボーナスで払うから、実際には229ドル。
ボーナスについて:
ワールドベンチャーの会員になると、入会金4万円を払うけれど、そのうち3万円がボーナスで貰えるので、実際には1万円の入会金ということになるから、敷居が低い。
ボーナスは300ドルもらって、いつでも使えるので、90ドル使ってもまだ210ドル残っているから、次の旅行で使おうと思っている。
ボーナスがいくら使えるかは、そのツアーによって違う。
温泉入りに行こうかなと思った3泊479ドルのハンガリーツアーだと 180、
元がすごく安い二泊のマルタだと179ドルのうち、わずか 30、
息を飲むように美しいモロッコ4泊ツアーだと849ドルのうち300ドル使えるから、その旅行だけで、すでにボーナス300ドルを全部消化できてしまう。
近場のツアーは、日本人やアジア人が多いから、なるべく避けたいと思っていたけれど、客家はあまりのアヤシさで、思わず申し込んでしまった。
中国は他にも、兵馬俑ツアーは、4泊549ドルでそのうち210ドルをボーナスポイントで払えるので、キリがいいから、次回は、兵馬俑へ行って、ボーナスを使い切ってしまおうかとも考えてる。以前、博報堂が中国から兵馬俑を持って来た時は、まだそれほど興味を持たなかったので、行かずじまいだったけれど、林博司先生の、宇宙人が地球に基地を造って大暗躍した説を繰り返し聞くうちに、世界のアヤシイ場所がことごとく大好きになった。
二回続けて中国勘弁という気持ちもあり、できれば、地中海へ飛んで、死の王ハーデスが祀られた寺院の近くで古代史とスパ三昧ギリシア5泊489ドルでボーナス180なんていう手もある。
でもそうすると、ボーナスが30ドル余ってしまうから、マルタに行くか、その他、どこかへ行く時に使うわけ。
ワールドベンチャーに入会しなくても、入会している人と一緒に行けば、会員料金で、格安価格でのツアーが楽しめるから、1回だけ試しに海外集合のツアーに参加したいという人は、入会する必要はない。
だって、会費もったいないから。
だけど、年に2回は格安旅行に行きたいとか、旅行をして収入も得たいという人は、また話が別。
同じ家族で二人が会員になる必要は全然ないと思う。だって、一緒に行ったらボーナスが一人分しか使えないし。
日本ペンクラブでいたなあ、お父さんが詩人で娘がエッセイストで、家族で二人が会員になっていたけれど、それとワールドベンチャーはわけが違うから、一家族一人が会員になれば、それで十分だと思う。
ギリシアの港町は、どうやったら、これほど美しくなるのだろうと思うけれど、やはり、家の外壁を白く塗るに限るのかな。
それから、思い切りたくさん、照明をつけるとか。
日本のように、世界で一番高い電気代の国は、それもままならないのだけれど。
日本の港町って、どうして、こういうふうにオシャレで美しくならないのだろう。
高倉健の出て来る映画に出て来る漁村って、なにか、こう、汚くて、みじめったらしく、うら悲しいのよね。
漁民に負担を強いることなしに、日本の漁村をかっこよくオシャレな雰囲気にするには、行政がそれなりの予算出してあげないと。私が総理大臣なら思いやり予算に3兆円出したりせずに、そのお金で日本中を美的な場所にできるんだけど。
私が総理大臣なら、観光大臣を兼任して、世界中から日本に観光客が来るようにするんだけどなあ。
あ、それから文部大臣もやってもいいけど。文科省ってどうしてもなじみがないから、昔の文部省でいいと思うんだけどね。